情報格差=格差社会
仕事柄自分は比較的Technologyに関しての理解はありますが、先日実家に帰省した時に感じたこと。
自分の実家は裕福ではなく、10円安い卵を10分遠いスーパーに買いに行くそんな家庭です。それがいいのか悪いのか別として。
10年前くらいにIKEAで購入した一人用のソファーをあげたのですが、それをすごく気に入ったみたいでしたが、少しボロボロになってきて同じような物を買いたいと都内の家具屋を数日かけて回ったそうです。
確か自分はIKEAで買ったと思ったんだけど、母親はNETで買っていたと聞かない。メーカーどこのか見た?と問いただしたら、「そんなのどこにも買いてないわよ」と母。
自分が、ソファを裏返したところ、「IKEA」の文字が。ほら言ったじゃん!と自分。
IKEAであればネットで探せばすぐ、数分で見つかりポチッと購入してあげました。
うちの母は70代ですが、もちろん若い時代はPCやインターネットはなく、ITリテラシーが低いのはわかります。でも自宅には、PCもあり、一通りやり方は教えていました。
でも、実用では使えないみたいで、欲しいものをチェックして、インターネットで購入するという結びができないのです。
自分の親だけではなくて、この世代にそんな人はたくさんいると理解していますがこれが情報格差なんだなって思います。今はほぼ仕事していないから時間はあるのだろうけど、インターネットが使えれば、そんな都内を歩き回る労力を使わなくても良かったのに。
他にも、冷蔵庫の買い替えやガスの湯沸かし器の買い替えでも相談してくれたから良いものの、相談してくれなければ、10万単位で割高な物を買っていました。
Technologyは、今後もっともっと進化して、IT無くして生活が相当不便な時代になっていきます。ただ、高齢化社会と寿命が長くなっている事で、このITから取り残されている層が少なからずたくさんいるんだろうなって思います。
シェアリングエコノミーとかCtoCビジネスが最近クローズアップされていますが、このような人の情報源は、ワイドショーと友達の口コミ。介護ビジネスとか医療ビジネスだけではなく、高齢者に向けてのテクノロジーを繋げるビジネスってもっとあっても良いのではと思いました。
最近、平日にお休みを頂いて、ゴルフ練習場とか映画館に足を運んでいたのですが、
元気そうな高齢者がいかに多いか。こういう人たちは何かしら知見や経験をたくさん持っているはずなので、例えば「TIME TICKET」のようなサービスを使って、その方達を活かしたりとかもっとできるなあと考えたりしています。
まだまだ、現実社会では、ネットを活用したサービス、ネット販売やクラウド連携、スマホが生活に関わるに留まっていますが、あと10年か20年後くらいには、ほとんどの物がIoTで繋がって、機械と会話をするようになり、車は自動化される。物流も自動トラックやドローンでの宅配に代わり、宇宙ビジネスが盛んで、宇宙を巡る資源やデータの発掘で各国が戦うみたいな世界になっているのかなあ。
最近、購入した2025年の近未来予測という本を買って読んで見ましたが
マクロ的な世界の流れを理解することができます。やはり主役は、アメリカ、アジア(特に中国)、インドというところで、日本の話はすごく限定的です。日本はどうやって戦って行くか改めて考える必要があると思いました。
それでも自分は、日本の社会に貢献したい。