「宇宙ビジネスの衝撃」
「宇宙ビジネスの衝撃」著者 大貫美鈴
3連休だったので、本でも読もうと本屋に行って気になったので買ってみました。
産業革命→IT革命ととんでも無い産業変革が何十年かに一度あると思いますが、次に来るのは宇宙ビジネスの可能性が高いようです。テスラモーターズのイーロンマスク、Amazonのジェフペゾスが宇宙ビジネスに相当な投資をしているのは有名な話ですが、
こういった会社だけでなく、google, Microsoft, Facebook, Apple,Softbank等のメガIT企業が宇宙ビジネスに挙って投資をしているそうです。
宇宙ビジネスというと、ホリエモンのロケット=宇宙への観光ビジネスというのがすぐに思いつきます。今まで数億かかっていて、今後は数千万、数年後には一般の人でも手が届くようになるために、リサイクル可能なロケット開発が盛んだそうです。
そして、先程あげたメガIT企業群は、衛星を打ち上げて、地球全体のビッグデータを集めてそれをビジネスに繋げる事を想定しているんだとか。もはや想像するだけでワクワクしますよね。このデータは、車の自動運転にも繋がるはずだし、将来的に水と食料などの環境問題が出てきた時にも地球レベルでの解決策を見いだせる可能性があります。
Amazonのジェフペゾスは、ECやプラットフォームとしての今の位置はすごいけれども、宇宙ビジネスをするための準備として位置付けでしかないそうです。
それ以外にも、火星に100万人移住させてそこで経済圏を作ったり、地球に無い鉱物資源の活用をしたり、幅広い可能性が広がっています。
日本企業も、宇宙と地球を結ぶエレベーターの構想を持っていたり、20年後くらいには想像出来ない時代が来ているのだろうな、きっと。
でも個人的には、通常乗る飛行機の時間短縮ができる方がありがたいのですがね。
少し前から、月の土地を売り出している団体があります。
宇宙の土地を国が所有することは認めていないけど個人が所有するのは、ダメとは言われていないという強引な解釈の元に販売しています。昔の戦争と侵略もそうだけど、そこにいる(持っている)という既成事実でその人・国のものになるというところがあるから、これも一つの手法なんでしょうね。
聞いたら、1エーカー(約1200坪)で2700円と破格?の値段です。
興味本位で自分も購入してみようかなと思っています。ちょっと夢がありますよね。
暑い日が続きますが、良い週末を。